サイトアイコン 日本100スタジアムめぐりの旅

その61 川越運動公園陸上競技場

 

ポイント😅

表舞台での活躍は昔話

 

川越駅から路線バスに揺られること30分。

終点まで乗り通してようやくたどり着いたのは、使い古された平々凡々な陸上競技場です。

 

実はこの凡庸な陸上競技場にも、Jリーグクラブのホームスタジアムとなるチャンスがありました。

それはJ2リーグ発足前の1997年頃のこと。

1999年に発足するJ2リーグに参入すべく、プロ化に向けた準備を始めていたNTT関東サッカー部のホームスタジアムとして川越市は立候補。しかし、選ばれたのは大宮市でした。

 

JR、東武、西武と複数の鉄道会社が乗り入れ、それなりに賑わっている川越ですが、巨大ターミナル駅から徒歩圏内の専用スタジアムには敵いません。

NTT関東にふられた川越陸上競技場は、徐々に日本サッカー界の表舞台から遠のいていきます。

かつては柏レイソルがJリーグ昇格を決めた舞台となったり、冬の高校選手権の会場の一つとして活躍していた時代もありましたが、それも2001年を最後に開催されなくなりました。

2020年に設立された、川越市をホームにJリーグを目指す社会人チーム「COEDO KAWAGOE F.C」のこれからに期待しましょう。

 

「小江戸」と呼ばれるように古い街並みを残し狭い道の多い川越市で、30分もバスに乗るのはストレスを感じます。

残念ながら、何度も訪れたくなるようなスタジアムではありません。

 

モバイルバージョンを終了