その21 三協フロンテア柏スタジアム

柏レイソル 練習見学 ゴール裏 柏熱地帯

 

ポイント😤

  • 思い切ったシンプルな設計
  • 近すぎるほど近い
  • 快適性は低め

圧倒的な戦場感!!

 

国内屈指の武闘派スタジアムのネーミングライツを取得したのは、ユニットハウスを手掛ける三協フロンテア。

「プレハブ」とも揶揄されるほど究極にシンプルなスタジアムに、これほど似合うネーミングライツはないでしょう。

サポーターには変わらず「日立台」の愛称で親しまれています。

 

日本には珍しいクラブ所有のスタジアムですが、過去には陸上競技場への移転をめぐり、クラブ、サポーター、行政を巻き込んで揉めたことも。

発端は1995年のJリーグ昇格時、レイソルが柏の葉公園総合競技場をホームとする予定だったこと。つまり日立台は、陸上競技場が完成するまでの仮住まい。

しかし、移転を前提としていたことが結果的に「こんなに近くていいのか」と驚くほど臨場感溢れるスタジアムを生みだしました。

 

柏サポーター

そして陸上競技場への移転を阻止したのはサポーター。

サッカー観戦に特化したこのスタジアムを離れ、陸上競技場に移転するなんて馬鹿げた話。そんなの誰だって嫌に決まってます。

彼らは日立台にまぶしいほどの愛情と執着心を見せ続け、全面移転を阻止したのです。


無駄が無い

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とにかくピッチとスタンドが近く、無駄なスペースが一切ありません。ヤマハスタジアムNACK5スタジアムと並ぶ国内屈指の近さです。

なにしろ柏サポーターにとっては、フクダ電子アリーナでさえピッチまでの距離が遠いとか。

 

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少し高さのあるメインスタンド中央からでも、期待を裏切らない近さ。

この近さと武骨なたたずまいが、日立台の独特の雰囲気に一役買っていることは間違いないでしょう。

「戦こそサッカーの本懐」と言わんばかりのスタジアムです。

 

増築されたスタンド

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三協フロンテア柏スタジアム メインスタンド

柏の葉との決別を決意したクラブは、2012年に日立台をリフォーム。ホームゴール裏と、メインスタンドホーム側を増築しました。

新設されたスタンドは、それ以前のスタンドより傾斜が増していることがわかります。

 

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均一性なんていらない、ホーム偏重の左右非対称なスタジアムの出来上がりです。

 

スタンドと一体化したサポーター

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まるでひとつの塊のように、スタンドと一体化するゴール裏サポーター。

溢れるむき出しの闘志がぶつかりあい、ただでさえ熱いサポーターの心が、さらに烈火のごとく燃え上がります。

 

距離が近い分、お互いの熱も上がります。興奮したサポーターと冷静さを失った相手選手が口論になることも。

もちろん、ゴールが決まった瞬間に歓喜のるつぼと化することは言うまでもありません。

ダイレクトに試合の魅力を感じられ、ついつい心も体も前のめりになりがち。沸き立つ心が理性を上回ります。

 

一国一城の主

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クラブが所有するスタジアムであるがゆえに、スタジアムの問題はクラブの問題。

2018シーズンは基準を満たすことができず、ACLの試合では両ゴール裏立見席を閉鎖。

またゴール裏以外にも、屋根の無いスタンド、あまりにも狭すぎるアクセス道路など課題は山積みです。

クラブがどれだけ野心を持って改善に取り組むことができるのか。臨場感は魅力ですが、設備面に不満を感じている人が多いことも事実。

現在の魅力をそのままに、さらに充実したスタジアムへと進化させてもらいたいものです。