ポイント🚗
- J2時代のFC東京が使用
- 三菱自動車工業サッカー部の本拠地構想
- 改修?
もしスタンドを増設できていたら…
通勤地獄で知られる地下鉄東西線「西葛西」駅から徒歩20分ほど。川と団地と高速道路に囲まれた陸上競技場です。
現在ここをホームスタジアムとするJリーグクラブは存在しません。
しかし、J1昇格前のFC東京が頻繁に使用していたため、古参のFC東京サポーターにとっては思い出深い場所かもしれません。
今でこそ多摩地域で大きな顔をしているFC東京ですが、もともとは城東地区を中心に活動していた下町クラブ。2001年までトップチームの練習場として使用されていた江東区猿江の深川グランド周辺は、今でもFC東京の縄張りです。
それとは別にこのスタジアムは、Jリーグ発足時に三菱自動車工業サッカー部のホームスタジアムとなる計画がありました。
ところが、住宅地や河川に囲まれ、スタンドを増設するスペースが取れないことから断念。そして三菱は、駒場スタジアムをホームとした浦和レッズとなりました。
もし、スペースが十分にありスタンドが増設できていたら…
さらに、もし古河電気工業サッカー部が当初の計画通り千葉県習志野市の第一カッターフィールドをホームスタジアムとすることができていたら…
両者にFC東京を加えた関係がどうなっていたか、想像するだけでもワクワクします。
座席選びは慎重に
メインスタンドの収容人数は2,200人。
スタンド上部に架かる屋根は、このスタジアム唯一の屋根です。恩恵を受けることができるのは、せいぜい後ろ半分といったところでしょうか。
座席選びは慎重に。
一方、バックスタンドの収容人数は2,700人。
スタンド前に余分なスペースが無いため、メインスタンドよりバックスタンドの方がピッチとの距離は近くなります。
ゴール裏は通路のようなもの
ゴール裏は芝生席。というよりも、もはや通路といったほうが良いかもしれません。
改修するの?できるの?
2020年12月、クボタスピアーズが競技場の改修に向け江戸川区と調整中と発表。
冒頭で述べたように、川と団地と高速道路に囲まれた競技場ですが、スタンド増設の余地はあるのでしょうか?
ネーミングライツはクボタが取得し、若干の装飾が施されました。ただし、スタジアムの改修の話は水面下で進んでいるのか、それとも何も進んでいないのか、よくわかりません。