ポイント🙄
- ジヤトコサッカー部の拠点
- アスルクラロ沼津も開催
- 平凡な陸上競技場
今は無きジヤトコサッカー部の主戦場
新幹線や高速道路から眺める煙突でおなじみの静岡県富士市。およそ25万人の人口を擁する静岡県第三の都市です。
主要産業の製紙産業は、紙の国内需要が減少を続けているため、厳しい状況に置かれています。
頼みの綱は富士山を活かした観光ってところでしょうか。
富士市は人口で比較すると、山形県山形市、神奈川県平塚市、長野県松本市と同じくらい。こうして並べてみると、富士市にもJリーグを目指すクラブがあっても良い気がします。
そう思うと、かつてこの陸上競技場を拠点にJFLの舞台で活動していた、ジヤトコサッカー部が2003年に解散してしまったことは、とても残念な出来事です。
会社の事情は外部の人間にはわかりませんが、多くのプロ選手を抱えながら数百人程度の観客しか集めることができなかったことが要因だったのかもしれません。
ジヤトコサッカー部がJFLに在籍した1997年から2003年は、J2リーグが発足し多くの仲間たちがクラブ化の道を選択。そしてJFLを去って行った時期でした。
サッカー王国と言いながらも、実はサッカー不毛の地である静岡県東部。JFL在籍5年での解散はあまりにも突然の出来事でした。
ジヤトコサッカー部の解散以降、全国の舞台から遠ざかっていたこの陸上競技場が、再び全国の舞台に返り咲いたのは2014年のこと。地域リーグからJFLに昇格したアスルクラロ沼津の試合が開催されました。
しかし、J3リーグに昇格した2017年以降は全ての試合を沼津市の愛鷹競技場で開催。富士市は再び全国の舞台から遠ざかってしまいました。
メインスタンド中央には背もたれ付きの椅子が用意されています。また申し訳程度ですが、屋根もあります。
バックスタンド中央にはコンクリート化されたエリアがあります。
特徴といったらこれぐらいの平凡な陸上競技場です。