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その172 維新みらいふスタジアム

 

ポイント😟

観戦はメインスタンド上段

 

本州の最果て、山口県。明治初期は人口ランキング上位の県だったようですが(もっとも、現在とは都道府県の分け方が違いますが)、現在はとにかく地味。

下手したら、中国地方の中で最も存在感が薄い県ではないでしょうか。

そんな山口県の中でも、山口市はこれまた地味。山口県で最も人口が多く、経済力があるのは下関市です。

では、山口市はというと、ただ県庁とレノファ山口があるだけ。合併で市域を広げるまでは、新幹線の駅もありませんでした。

幕末時代、国家転覆に成功した長州の栄光はどこへやら。今やただの僻地です。


シティライトスタジアムに似ている

メインスタンドに腰をおろして一番最初に感じたのは、なんとなく岡山のシティライトスタジアムの見え方に似ているなということ。

大きな屋根に覆われ、高さと傾斜のあるスタンドは、NDソフトスタジアム山形JITリサイクルインクスタジアムのような前時代的な陸上競技場とは一線を画しています。

 

屋根を支える柱がとてもカッコいいです。見栄っ張りな長州人の自尊心を満たしてくれそうな外観です。

 

屋根in屋根

驚いたのは、大きな屋根の下にさらに屋根があること。

 

わかりますかね?屋根とスタンドの隙間に小さな庇のような屋根があります。

 

褒められるのはメインスタンド上段だけ

高さと傾斜のあるメインスタンドも、前方の席ではその良さを感じることはできません。

 

メインスタンド以外は、屋根無し傾斜無し高さ無し。

こんなところもシティライトスタジアムによく似ています。

 

山口線は役立たず

最寄り駅はJR山口線「大歳」駅。ここから歩いて10分ちょっとです。

無人駅ですが、自動券売機はあります。ただし、ICカードは使えないので要注意。

ところでこの駅、「おおくら」だと勘違いしていたのですが「おおとし」なんですね。検索しても出てこなかったわけです。

 

問題はこの山口線です。

1時間に1本か2本しかないうえに2両編成。このひ弱な戦力でスタジアムアクセスの主力を担うのは土台無理な話。せっかく徒歩圏内に駅があるのにもったいない。

新幹線停車駅の「新山口」駅とスタジアムを結ぶシャトルバスもあるにはあるようですが、これも1試合に2本とかそんなレベル。もはやシャトルバスと言うより送迎バスと言った方がしっくりきます。

 

新幹線以外の鉄道はからっきしダメな地域に鉄道アクセスの改善を期待してもムダ。

県や市は、新山口を新幹線駅を中心とした拠点都市にしたい願望があるようです。ついでに専用スタジアムが新山口駅周辺にできれば願ったり叶ったりなんですが…

 

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