ポイント🙄
- 下水処理場の敷地内
- 町田市きっての高級住宅街
- 春の訪れが待ち遠しい
悲願成就
鶴見川クリーンセンター(下水処理場)内に整備された、天然芝のピッチが2面とクラブハウスが一体となった施設です。2022年2月より町田ゼルビアの正式利用が始まりました。
スタジアムの拡張や練習場の整備など、ゼルビアは行政や市民と良い関係を築けているように見えます。
2024シーズン序盤はJ1リーグで首位に立つなど、快進撃を続ける町田ゼルビア。彼らの日常がここにあります。
開かれた練習場
施設の入口に設置されているカレンダーを見てみると、ピッチ周りの散策路は毎日開放されているわけではないようです。
規約をよく読むと、町田ゼルビアの公式戦開催時には開放されないようです。
散策路にはベンチも用意されています。
TBS緑山スタジオが近いことから、ドラマの撮影などでも利用されることがあるようです。
理想的な視界
散策路から眺めるピッチは、高さと近さを両立した理想的な視界を実現しました。スタジアムでいうと、専用スタジアムの2階席といった感じです。
フェンスにへばりつくことなく、トレーニングを見学することができます。
ピッチと散策路の高低差はかなりのもの。
悲願のクラブハウス
天然芝のピッチと一体となって整備されたクラブハウス。
国立競技場と同じ建築家が設計したそうです。デザインの好き嫌いは好みがわかれるでしょうが、機能性が犠牲になってないか心配になります。
クラブが年間を通して使用できる天然芝もしくはハイブリッド芝のピッチと、隣接するクラブハウス、観覧エリアを確保することは、J1ライセンス交付のための必須条件です。
過去には好成績を修めながらも、ライセンスを取得できずに涙を呑んだ町田ゼルビアにとって、悲願ともいえる練習場です。
周囲は高級住宅街
三輪緑山地区は町田市きっての高級住宅街。
バブル期に栄華を極めたこの高級住宅街は、長い直線道路を縦横に組み合わせてできた美しい景観が印象的です。
桜、桜、桜!
春になると、散策路は見渡す限りの桜で埋め尽くされます。
多くの日本人が愛してやまない桜。
この桜目当てに、普段はサッカーや町田ゼルビアに触れる機会が少ないであろう人たちも大勢この場にやって来ます。
この日もトレーニングの様子を眺めながら「コート綺麗だね」「おっきい!」と会話をしている淑女の方々がいました。
そればかりでなく、親子三世代で訪れている家族や、サイクリングがてら立ち寄ったような出で立ちのお兄さんなど、他のクラブではあまり見られない光景がここにはあります。
桜もピッチも両方視界に入るため、花見もサッカーも同時に楽しめます。
ピッチの向こう側にも桜並木が続く、本当に美しい施設です。