ポイント🙄
- 「遠いスタジアム」返上へ
- 上段の席がおすすめ
- いよいよJ1仕様に
昇格への舞台は整った
東京ののどちんこ、東京都町田市。
神奈川県に大きくはみ出した立地は、もはや町田市のアイデンティティと言えるでしょう。
スタジアムに待機するバスは、もちろん「神奈中バス」です。
1990年に多摩丘陵の自然を切り開いて開発されたこのスタジアムは、アクセスの悪さにより悪名を轟かせています。
なにしろ最寄り駅が無いのです。
JR横浜線、京王相模原線、小田急線に囲まれた陸の孤島に位置するため、いずれの駅からもバスに乗らなければたどり着けません。
そんな中差し込んだ一筋の光は、無料直行バス。
多摩センター駅、淵野辺駅、南町田グランベリーパーク駅の3つの駅から、クラブ運営の無料直行バスを運行。
「天空の城」と自虐(?)を交えつつ、アクセスの悪さを改善しようと努力している様子がうかがえます。
堂々とした存在感
大きな屋根に覆われたメインスタンド。最下段後ろ半分以降は屋根の恩恵を受けられます。
堂々とした存在感を感じますが、そのわりに座席数は少なめ。
ピッチを全体を俯瞰できる上段の席がおすすめです。トラックさえ無ければ、素晴らしい眺めなんですが…
上段にあがるための階段の位置がわかりづらいのがたまに瑕。
上段の席であれば、土砂降りの雨でも濡れずに済みます。
市のサポートに応えたい
2005シーズンまで東京都リーグだったゼルビアの快進撃にスタジアム整備が追いつかず、何度も辛酸をなめてきた町田ゼルビア。
2021年にバックスタンドの増設が完了したことにより、ようやくJ1規格のスタジアムを手に入れました。
市民の期待に応えるためにも、クラブにはより一層の努力が求められます。
上段からの眺めはまずまず。
陸上競技の大会でこの場所が開放されるのか知りませんが、バックスタンド上段はトラックの手前部分が見えません。
2020シーズンは、まるでマンションの建築現場のような中で試合を行いました。
ちなみにこちらがJFL時代、まだ芝生席だった頃です。
市の中心部に専用スタジアム建設を期待する声もありましたが、ゼルビアの未来は野津田と共にあるようです。
交通の結節点である町田駅や横浜町田インター周辺に専用スタジアムができれば理想的だったのですが、仕方ありません。
貧弱なゴール裏
メインスタンドやバックスタンドとは打って変わって貧弱なゴール裏席。こちらは基準を満たすための、ただの数合わせに過ぎません。高さも傾斜も無し。
ゴール裏席からはピッチの半分ほどしか見えません。
盛り上がりに欠けるサポーター
2021シーズンより、熱心なサポーターはバックスタンド1階に陣取ることになりました。サポーターに見捨てられたゴール裏席に価値はあるのでしょうか。
量も質もまだまだ発展途上。イマイチ盛り上がりに欠ける町田サポーターは、アウェイサポーターに押されっぱなしの90分間を過ごすことも珍しくありません。
ロアッソ熊本程度でようやく互角でしょうかね。
おまけ
よーく見てください。
鳥の形をしています。
森の中に鳥がいるみたいですね。