ポイント😶
- 幻のスタジアム計画
- 屋根付きの綺麗なスタンド
- サッカー場とスポーツ広場
イオン・西武、そしてスタジアム
消えた壮大な計画
静岡県浜松市浜北区のサッカー場。ネーミングライツを取得したのは、ジュビロ磐田のスポンサーでおなじみのサーラコーポレーションです。
そもそもこの土地には、1990年代中頃に30,000人規模のサッカー専用スタジアムを核とした商業施設を併設した複合施設を建設する計画がありました。
もちろん、スタジアムの主役を務めるのはジュビロ磐田。のはずでしたが、このビッグプロジェクトは、突然終わりを告げました。
なんと、旗振り役の市長が贈賄容疑で逮捕されたのです。
現職市長の逮捕という衝撃とともにスタジアム計画はあっけなく消え、浜北スタジアムは幻のスタジアムの仲間入りとなりました。
ところが現在、なんとこの地にはスタジアムとショッピングモールが建っています。
と言っても、どちらも規模縮小を余儀なくされ、スタジアム部分は屋根付きのスタンドが整備された人工芝グラウンドです。
2013年4月に完成したサッカー場。
ラインの種類が多いため、少し見づらいのが難点。それでも全ての席が屋根に覆われているなど、丁寧に造りこまれている印象を受けます。
サッカー場の奥に見えるのは、ショッピングモール「サンストリート浜北」。
よく目を凝らすと、スズキの名車「キザシ」がさりげなく停まっています。こんなところでお目にかかれるとは、さすが浜松!
2019年12月、それまで土のグラウンドだったスポーツ広場がロングパイル人工芝に生まれ変わりました。
隣のサッカー場同様に、少年サッカー用とフットサル用のラインも用意されています。
さらにアウトフィールドに整備された高密度人工芝の400mトラックと450mのクロスカントリーコースは、綺麗で使いやすく、負担がなく走りやすいと好評のようです。
サッカー場とは、フェンスを挟んですぐ隣。
敷地内には体育館やプールも整備されています。もちろん、体育館のネーミングライツを取得したのもサーラです。