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その104 藤枝市民グラウンド

 

ポイント😈

兵どもが夢の跡

 

藤枝MYFCが練習で利用することがあるサッカー場です。もちろん、公開日であればスタンドから練習を見学することが可能です。

Jリーグの試合が開催される総合運動公園サッカー場とは、およそ2.5km離れていますが、この程度の距離なら万が一会場を間違えてしまっても、なんとかなりそうです。

 

「スタジアム」ではなく「グラウンド」の名がしっくりくる、とても簡素な造りをしています。

 

メインスタンド中央に屋根付きの席が用意されています。

この屋根は、柱で視界を遮ることなく、しっかり最前列まで覆われています。

シンプルながらも押さえるところはしっかり押さえてある、さすがサッカー王国だと感心します。

 

とてもスッキリした印象ですが、時代を遡ってみると、JFLの強豪・藤枝ブルックスのホームスタジアムとして名を馳せていた記憶が蘇ってきます。

ブルックスは1994年にはJリーグ準会員となり、成績もまずまず。当然、Jリーグ昇格への機運は高まったものの、当時はまだJリーグの基準を満たすスタジアムが藤枝市にはありませんでした。

そのため、ブルックスは積極的な誘致活動を展開していた福岡市へ移転。それが現在のアビスパ福岡です。

逃した魚は大きかった気がしますが、どうなのでしょうか。

ただし忘れてはならないのが、藤枝市役所サッカー部。彼らはJリーグの前身であるJSLの2部にも参加したことがある強豪なのです。

また、全国自治体職員サッカー選手権大会では他を寄せ付けない圧倒的な優勝回数を誇り、2024年夏には大会8連覇を達成しました。

 

以前は鉄骨を組んだようなスタンドでしたが、2015年にコンクリート製に改修されました。

総合運動公園サッカー場の完成以降、影が薄くなった感じは否めませんが、それでも地域のサッカーを支える重要な場所であることに変わりはありません。

 

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