ポイント🧐
- ブラウブリッツはソユースタジアムへ
- 座席はメインスタンドのみ
- 改修は秋田市が反対
球技場の改修だけは断固拒否
選手とサポーターの近さが魅力の球技専用スタジアムですが、あまりにもコンパクトすぎてプロの興行には力不足です。
また、照明設備はJリーグの定める基準を満たしていないためナイトゲームは開催できません。
そんなわけでブラウブリッツ秋田は、2019シーズンよりソユースタジアム(八橋運動公園陸上競技場)を使用しています。
ネーミングライツ
2014年9月より秋田銀行によるネーミングライツがスタートしました。
各年代のサッカーやラグビーなどに幅広く利用されている地域には欠かせないスタジアムですが、ブラウブリッツ秋田が主戦場をソユースタジアムに移したことにより露出が減少。
当初は年額325万円でスタートした契約金は、年額220面円に引き下げられました。
しかし、契約額の下落はとどまるところを知らず、2023年4月より始まったNPO法人「秋田スポーツPLUS」との契約金は、年額110万円。
このNPO法人の理事長いわく、「フリーペーパーに広告を出すのと同じ感覚」だそうです。
J2ライセンス
メインスタンド以外は全て芝生席です。このわずか5,000人収容の小さなスタジアムでは、どんなに頑張ってもJ3止まり。
ちなみに5,000人というのは座席の数ではありません。芝生席も含めた収容人数なのですから、ここをJ2規格にしようと思ったら新築同然の大改修は必至。
ところが拡張するには敷地が足りないため、公園内の他施設を犠牲にしなければならないようです。すでにあるものを潰そうとすれば、反対されるのが世の常。
ブラウブリッツ秋田は2017シーズン、J3リーグで優勝を果たしたものの、スタジアムの目途がたたずJ2昇格を逃しました。
成績に環境が追い付かず、非常に悔しい思いをしたことでしょう。コンパクトなスタジアムならではの臨場感が魅力ですが、このスタジアムに留まっていては未来がありません。
新スタジアム建設の期待は膨らみましたが、行政の腰は重く、構想段階で足踏みが続いた結果、同じ運動公園内の陸上競技場(ソユースタジアム)を改修。
それによりライセンスを取得しました。
だったらもう1年早くやっておけと…
立派な野球場は複数存在し、陸上競技場の改修はすんなりと決まりましたが、球技場の改修だけはしたくなかったようです。
新スタジアムは秋田市郊外に建設する方向で話が進んでいるようですが、油断は禁物です。
路線バスが頻発
スタジアムがある八橋運動公園は、県庁や市役所などの官庁街のすぐそばにあります。
JR秋田駅からほぼ一本道。歩いても30分ほどで到着可能ですが、ほぼ待ち時間無しで乗れるほど頻発している、路線バスの利用が便利です。