ポイント😈
- センスの悪さは天下一品
- 2019ラグビーワールドカップに立候補→落選
- 2019年8月1日よりネーミングライツを導入
まごうことなき醜いスタジアム
平安遷都以来、長きにわたって日本の首都であった京都は、四季を問わず観光客に人気の都市です。
寺社仏閣が点在し、世界的な観光スポットも数多くあります。また、修学旅行でも定番中の定番であることは言うまでもありません。
そんな京都ですが、まともなサッカースタジアムが一つも無いのが悩みでした。あるのはセンスの悪さは天下一品の、残念な陸上競技場。
この陸上競技場は、見づらいスタジアムの代表格と言っても過言ではないでしょう。とにかく酷い。
スタンド内に照明塔
まず目につくのが南側サイドスタンドの照明塔。
よーく見てください。なぜかスタンドの中に照明塔が設置されています。
「屋根が無い」とか「傾斜が緩い」とか「汚い」とか「変な形」など、いろいろありますが、まずはこれ。
なぜ…
どうしてこうなってしまったのか、言葉がありません。
この照明塔は、1988年の国体開催を機に設置されたようですが、一体何を考えながら設計したのでしょうか?何も考えていなかったのでしょうか?ボーっとしていたんですか?
半分しかない
北側のサイドスタンドは半分だけ。池だかモニュメントだかよく分かりませんが、そんな感じなものがあるので歪な形をしています。
ちなみにこっち側がホームサポーター席です。
屋根無し、傾斜無し、嵩も無し
全体的に傾斜が緩く嵩も無いため、サッカー観戦には向いていません。
一番見やすいメインスタンドでもこの程度。
スタジアム唯一の屋根がこれ。
この全く役に立たない屋根。どこかで見たことがあると思ったら、万博競技場にそっくり!!
ワールドカップに立候補!!
何よりも驚くことは、京都市がこのスタジアムで2019年ラグビーワールドカップの開催地に立候補したこと。
同規模の仙台や福岡と比較して、このスタジアムが勝っている点はありますか?
自分たちは国際的な観光都市・京都だから、こんな奇妙奇天烈なスタジアムでもいけると思ったのでしょうか?
「大丈夫、大丈夫!だって俺だぜ、京都だぜ!」って感じだったのですかね。
よくこんなところで開催できると考えたものです。不思議です。自意識の高さに呆れます。
「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」。案の定、落選しました。
自分たちが思ってるほど、周りは京都を特別視していなかったのでしょう。
ところが、こんなスタジアムでもネーミングライツを導入することに成功。2019年8月1日より「たけびしスタジアム京都」の通称に変わりました。
株式会社たけびしは、京都に本社を置く産業用電子機器などを扱う商社だそうです。