ポイント⚽
- 国内屈指のアクセスの良さ
- 大きな屋根
- アウェイサポーターは不満
アウェイに厳しめ
郊外や僻地にあることが珍しくないJリーグのスタジアムにおいて、大阪市街地に位置するこのスタジアムは国内屈指のアクセスの良さを誇ります。
かつては人工芝のピッチだったため、天然芝のピッチが義務付けられているJリーグとは縁のないスタジアムでしたが、2010年にセレッソ大阪が主体となり大規模な改修を実施。
天然芝のピッチに生まれ変わり、Jリーグでも使用可能になりました。
さらにセレッソ大阪は、この球技場の改修に情熱を注ぎ、2019年より再び改修工事を実施。広く寄付を募ったので、お金を出した人もいたことでしょう。
これにより、大きすぎる陸上競技場から適正規模の専用スタジアムへの移転が実現しました。
バックスタンドはそのまま
キンチョウスタジアム時代のメインスタンドをそのまま利用したバックスタンド。
座席は全て背もたれ付きに変更。座席の色を統一したことにより、落ち着いた雰囲気になりました。
この見晴らしの良さは、手を加える必要が無かったのでしょう。
メインスタンドは2層式
最も変化が大きかったのがメインスタンド。
大きな屋根の架かった2層式のスタンドには、キンチョウスタジアム時代の面影はありません。
改修前は、ピッチの脇にへばりついたようなバックスタンドでした。
スタンド最上段は、後ろを走る鉄道の高架よりも低かったのです。
スタンドと一体型のベンチはカッコいいですね。
非対称なゴール裏
イングランドチックなホームゴール裏席。
屋根に応援が反響し、素敵な雰囲気になること間違いなし。座席はピンク率高めです。
それにしても、セレッソは桜色のクラブのはずでしたが、これではただの「ショッキングピンク大阪」。品のないピンクです。
改修前も独特の趣のあるゴール裏席でしたが、より進化しました。
一方、不平不満が噴出したのがアウェイゴール裏席。相変わらずピッチが遠く、屋根もありません。
屋根はともかく、ピッチとの距離が離れてしまっては専用スタジアムの魅力が半減してしまいます。なぜ、これでも良いと思ったのか理解に苦しみます。
これでは、高さも傾斜も兼ね備えたヤンマースタジアム長居の方が良かったと感じる人も少なからずいそうです。
セレッソ大阪が主体となり改修したのだからこれで良いという意見もありそうですが、広く寄付を募っておきながらこれはありえません。