ポイント🙄
- 「遠いスタジアム」返上へ
- 上段の席がおすすめ
- いよいよJ1へ
なるべく上で
東京ののどちんこ、東京都町田市。
神奈川県に大きくはみ出した立地は、もはや町田市のアイデンティティと言えるでしょう。
スタジアムに待機するバスは、もちろん「神奈中バス」です。
1990年に多摩丘陵の自然を切り開いて開発されたこのスタジアムは、アクセスの悪さにより悪名を轟かせています。
なにしろ最寄り駅が無いのです。
JR横浜線、京王相模原線、小田急線に囲まれた陸の孤島に位置するため、いずれの駅からもバスに乗らなければたどり着けません。
そんな中差し込んだ一筋の光は、無料直行バス。
多摩センター駅、淵野辺駅、南町田グランベリーパーク駅の3つの駅から、クラブ運営の無料直行バスを運行。
「天空の城」と自虐(?)を交えつつ、アクセスの悪さを改善しようと努力している様子がうかがえます。
堂々とした存在感
大きな屋根に覆われたメインスタンド。最下段後ろ半分以降は屋根の恩恵を受けられます。
堂々とした存在感を感じますが、そのわりに座席数は少なめです。
ピッチ全体を見渡すことができる上段の席がおすすめです。トラックさえ無ければ、本当に素晴らしい眺めなんですが…
上段の席であれば、土砂降りの雨でも濡れずに済みます。
未来は野津田と共に
町田ゼルビアの過去を少し振り返ってみると、10年前はJ3リーグ、20年前は東京都1部リーグ、30年前は東京都2部リーグを戦っていました。そんな彼らの快進撃にスタジアム整備が全く追いつかず、昇格をめぐって何度も辛酸をなめさせられてきました。
2021年にバックスタンドの増設が完了したことにより、J1の舞台でも通用するスタジアムを手に入れました。
メインスタンド同様、上段からの眺めはまずまず。このスタジアムは、とにかく上の席を確保することをおすすめします。
陸上競技の大会でこの場所が開放されるのか知りませんが、この席からだとトラックの手前部分は見えません。
もちろん、バックスタンドも大きな屋根に覆われています。
2020シーズンは、まるでマンションの建築現場のような中で試合を行いました。
ちなみにこちらがJFL時代、まだ芝生席だった頃です。この頃は、まさかゼルビアがJ1で首位に立つ日が来るとは夢にも思いませんでした。
市の中心部に専用スタジアム建設を期待する声もありましたが、ゼルビアの未来は野津田と共にあるようです。
交通の結節点である町田駅や横浜町田インター周辺に専用スタジアムができれば良かったのですが、仕方ありません。
貧弱なゴール裏
メインスタンドやバックスタンドとは打って変わって貧弱なゴール裏席。こちらは基準を満たすための、ただの数合わせに過ぎません。高さも傾斜も無し。
ゴール裏席からはピッチの半分ほどしか見えません。
盛り上がりに欠けるサポーター
量も質もまだまだ発展途上。イマイチ盛り上がりに欠ける町田サポーターは、アウェイサポーターに押されっぱなしの90分間を過ごすことも珍しくありません。
ロアッソ熊本程度でようやく互角と言ったところでしょうか。
おまけ
よーく見てください。
鳥の形をしています。
森の中に鳥がいるみたいですね。