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その178 ウェーブスタジアム刈谷

 

ポイント😄

四半世紀前の記憶

 

今から四半世紀以上前、愛知県刈谷(かりや)市は2002FIFAワールドカップの会場に立候補しました。しかし結果は、愛知県内の推薦争いで豊田市に敗退。

スタジアム建設はそのまま立ち消えとなりましたが、もし計画通りに事が運んでいたら50,000人収容の専用スタジアムがこの地に建設されているはずでした。

アイシン、デンソー、豊田自動織機など、名だたる自動車関連企業が本社を置く刈谷市は、全国トップクラスの財政力を誇ります。

また、裕福なだけでなく、県内で一番のサッカーどころとしての一面も持ち合わせているだけに、もしワールドカップ会場に選ばれていたら、もし専用スタジアムが建設されていたら、愛知県のスポーツ史は大きく変わっていたはずですが、FC刈谷は東海リーグとJFLを行ったり来たりしています。


個性的なメインスタンド

ウェーブスタジアム最大の特徴は、個性的な形をしたメインスタンド。

他の陸上競技場とテイストの異なるスタンドは、いくつかに分割され、それぞれが大きな屋根に覆われています。

なぜこのようなデザインにしたのかは分かりませんが、1度上段に登ってしまうと横移動がしづらいという欠点を抱えています。

 

スタンド中央には跳ね上げ式の座席が用意されています。

 

それ以外の座席も個別席が用意されているなど、規模のわりに質の高さを感じます。

 

メインスタンドからの眺めは可もなく不可もなく、普通です。

 

外からまる見え

もう一つの特徴は、周辺道路からまる見えな点。

道路がスタジアムの位置より高いため、わざわざ覗き込まなくても歩いているだけでスタジアム内の様子が視界に入ります。

芝生席周辺に壁を設置しているのですが、そんなの関係なしにバッチリ見えます。見られたいのか見られたくないのか、よく分からない造りをしています。

 

グリーングラウンド刈谷

メインスタンド後方に見えるのは、グリーングラウンド刈谷。天然芝と人工芝のピッチが1面ずつ整備されています。

ただし訪れた日は、天然芝が大分ハゲあがっていました。

 

グリーングラウンドの向かい側にあるのが、ウィングアリーナ刈谷。存在感のある立派な外観です。

 

この自動販売機を見る限り、刈谷市はサッカー以外のスポーツも盛んな地域のようですね。

2026年9月から開催されるアジア大会では、ウェーブスタジアムでサッカー競技、ウィングアリーナでバスケットボール競技が実施される予定です。

 

駅から1.5㎞

最寄り駅は名古屋鉄道「一ツ木」駅。各駅停車しか停まらないため、少し不便さを感じます。

 

駅からおよそ1.5㎞。20分程度の道のりを歩くことを考えると、車を利用した方が良いかもしれません。

ただし、収容台数の多い駐車場は陸上競技場の反対側。これもまた少し不便を感じます。

 

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