ポイント🌇
- 難読地名
- 5面のピッチ
- 行政と警察の怠慢
5面のピッチと超豪華なクラブハウス(嘘)
まずはGoogleマップをご覧ください。
札幌市街地の端に5面のサッカーグラウンドがあることに気づきます。
このグラウンドの正体こそ、コンサドーレ札幌アカデミー組織の一大活動拠点である「北海道コンサドーレ札幌 東雁来グラウンド」です。
「東雁来」の読み方は「ひがしかりき」。ちょっとカッコいい難読地名です。
中心に位置するのは、赤と黒のコンサドーレ柄のロッカールームを擁する人工芝グラウンドです。
ピッチの向こう側には新興住宅地が広がります。
この地域は泥炭地の上に盛り土をしているようなので、それが事実なら軟弱な地盤が気になりますが、案外多くの戸建て住宅が建ち並んでいます。
きっと移り住むコンサドーレサポーターがたくさんいるのでしょう。
道路を挟んだロッカールームの裏側には、天然芝と人工芝のピッチが1面ずつ整備されています。
大きめな道路を挟んで、さらに人工芝のピッチが2面。
右も左もサッカー場。どうですか、この充実した環境。
素晴らしすぎて言葉にできません。
さらに驚くのが、市民の憩いの場として芝生広場まで整備されていること。
奥に見えるのは、コンサドーレ自慢の超豪華なクラブハウスです。
このクラブハウスは、コンサドーレカラーを上手に使ったシックなデザインが魅力的。
5面のピッチと芝生広場、そしてこのクラブハウス。非の打ちどころのない環境が東雁来には揃っています。
というのは冗談で、この建物は「Consadole」ではなく「Coca-Cola」。
コンサドーレと色使いが似ているのはたまたまです。
実は、コンサドーレの東雁来グラウンドは冒頭の赤黒のロッカールームが設置されている1面だけ。
残りは札幌サッカーアミューズメントパークと札幌市が所有しています。もちろん、芝生広場も所有者は札幌市です。
それでも、あらゆるカテゴリーの大会等で利用されているこのエリアが、北海道サッカー界の一大拠点であることは変わりありません。
一つ苦言を呈したいのは周辺の道路。
大型物流施設が隣接し、多くの大型車が行き交うこの道路に、信号機はおろか横断歩道すら設置されていないなんて衝撃的です。
これは冗談ではなく行政や警察の怠慢以外の何ものでもありません。