ポイント😅
- 使用されないトラック
- 味も素っ気もないスタンド
- ラグビーにも負けるヴェルディ
ほとんど陸上競技場として機能していません
AGFフィールドやアミノバイタルフィールドを配下に置く約50,000人収容の巨大な陸上競技場、その名も「味の素スタジアム」。
2003年3月より味の素によるネーミングライツを開始、日本におけるネーミングライツの先駆けです。
FC東京、東京ヴェルディの試合はもちろん、日本代表戦やラグビー、コンサートなどの大規模イベントでも大活躍。新宿から電車で一本のアクセスの良さもあり、イベントには事欠きません。
陸上競技以外なら何でもやる陸上競技場です。
使わないトラック
スタンド全周が屋根に覆われており、清潔感もあるので快適な観戦が可能です。それだけに、使用しないトラックの存在が残念でなりません。
無味乾燥
ぐるりと人工芝に覆われた陸上トラックと、それを囲む味気ないスタンド。もう少し何とかならないものでしょうか。
グレーの座席に寒色系カラーのホームゴール裏。見映えの悪さはリーグ屈指です。
暖色系カラーのサポーターが、より美しく大きく見えます。
記憶の色は大概実物より鮮やかだと言われていますが、FC東京サポーターは清水や柏のサポーターをさぞかし鮮やかに記憶していることでしょう。
おすすめは2階席
スタジアム観戦ならではの一体感が楽しめる1階席も良いですが、落ち着いて俯瞰的に観戦したい人には、高さのある2階席がおすすめです。
とはいっても所詮は陸上競技場。ゴール裏席からは距離を感じます。
最上段後方はガラスになっているので、雨が吹き込んでくる心配はありません。
FC東京の足元にも及ばない
Jリーグ創設期の栄光はどこへやら。巨大なスタジアムを持て余し気味な東京ヴェルディ。
川崎から東京への移転は「クラブの悲願」だったらしいのですが、ヴェルディの平均入場者数は、コロナの影響があったシーズンを除き、10年以上5,500人前後の横ばい状態が続いています。
FC東京との格差は広がるばかりです。
最寄り駅として多くの人に利用されている飛田給駅の構内や周辺は、ほぼFC東京一色。ヴェルディのホーム感はありません。
2023年7月、天皇杯で実現した東京ダービーでは、ゴール裏もバックスタンドもヴェルディ側とFC東京側では埋まり具合が大きく異なり、集客力の差をまざまざと見せつけられた一戦でした。
J1復帰を決めたヴェルディは、この差を縮めることができるのか。観客動員数にも注目したいところです。