ポイント🌞
- 念願の練習場
- 念願のクラブハウス
- 思い出の地
15年目の練習場
特定の練習場を確保しないままJリーグに参入してしまったヴァンフォーレ甲府は、クラブハウスはおろか更衣室やシャワー室が無いグラウンドを転々とする日々を過ごしていました。
練習場所はほとんど毎日変わるうえに、翌日の練習場所がどこになるのかわからない。なんてことも珍しくなかったようです。
練習用具を全て持ち運ぶとなると、それだけで重労働。想像しただけで嫌になります。
転機が訪れたのは2008年。押原公園を週2日、さらに2010年には山梨大学医学部のグラウンドを週に4日ほどの利用が可能となり、練習環境が劇的に改善。
それでも専用の練習場が無い環境は、選手やスタッフの負担であることには変わりません。当然、そのような環境で優秀な選手を繋ぎ留めておくことは困難を極めました。
そんなヴァンフォーレの苦悩を救ってくれたのが韮崎市。韮崎市は、2012年のJ2リーグを制覇したヴァンフォーレのためにクラブハウスと練習場を整備してくれたのです。
クラブカラーの青と赤が印象的なクラブハウス。ヴァンフォーレのロゴとエンブレムが入った壁も素敵です。
林の中のピッチは、落ち着いた環境でのトレーニングを約束してくれます。
酷い時には河川敷で練習をしたこともあるヴァンフォーレが、Jリーグ参入から15年目にしてついに練習拠点を手に入れたのです。
韮崎市には感謝の言葉しかありません。
見学者は、この段差に腰をおろして見学することができます。夏は虫刺され対策が必要かもしれません。
また、冬になると隣の陸上競技場の芝生は枯れますが、芝生広場は美しい緑を保ち続けます。