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その3 ニッパツ三ツ沢球技場

三ツ沢球技場 座席 屋根 見え方 バックスタンド

 

ポイント👀

オバーワーク気味

 

三ツ沢の丘の上にそびえる球技専用スタジアムです。

その歴史は古く、1955年の国体会場として建設されました。Jリーグの前身である日本サッカーリーグ(JSL)さえも始まる前のことです。

半世紀以上にわたって日本のサッカー界を支えてきた三ツ沢球技場は、1964年の東京オリンピックや1979年に日本で開催されたワールドユースなど国際舞台でも活躍。

さらにJリーグ開幕時には、横浜マリノスとフリューゲルスのホームスタジアムとしてJリーグバブルの一翼を担い、2002FIFAワールドカップでは、練習会場として大会を支えました。

還暦を迎えた今でも、横浜F・マリノス、横浜FC、Y.S.C.C.、ニッパツ横浜FCシーガルズ、日体大SMG横浜のホームゲームを開催。そのうえ、学生スポーツやラグビーまでこなすのですから、さすがにオーバーワーク気味です。

 

さて、オーソドックスな登丘ルートは、横浜市営地下鉄「三ツ沢上町」駅から徒歩15分ほど。

また、横浜駅からも徒歩25分ほどで着きますが、横浜駅と三ツ沢球技場の高低差は40mもあるので坂道はきつめ。ちなみに高さ40mというとウルトラマンの身長と同じだそうです。

横浜駅からは路線バスが豊富に出ているので、バスを利用するサポーターも大勢います。


いびつな形

最大の特徴はアウェイゴール裏席。道路を挟んで住宅街が隣接しているため、メインスタンドに向けて段々と狭くなっていきます。

 

適度な傾斜

三ツ沢球技場のほどよい傾斜は、多くのサポーターに好評です。

 

おすすめはメインスタンド上段

選手との距離が一番近いのはバックスタンドです。

 

一方、ピッチから少し距離のあるゴール裏席は、不満の声も多いようです。

 

一番おすすめの席はメインスタンド上段。

近すぎず、遠すぎず、サッカー観戦に最も適したエリアのように感じます。

 

野ざらし

開放感あふれる素敵なスタジアムですが、天気が崩れると、さあ大変!屋根もコンコースも無いため逃げ場がありません…

 

メインスタンドでさえ屋根がありません。

 

こまめにリフォームされてはいるものの、やはり設計の古さは泣き所。

雨が降ると日立台ヤマハスタジアムより悲惨な光景を目にすることに。悲しいほど悪天候に弱いスタジアムです。

公園内の新スタジアム計画にONODERA GROUPが名乗りをあげるなど興味深い動きがありましたが、計画の実現は困難とのことで提案は取り下げられました。

 

病院移転

2020年5月、バックスタンド裏に完成した横浜市立市民病院。

災害時には広域活動拠点となる三ツ沢公園と一体的に整備することにより、災害対策の機能向上を図る目的でこの場所に移転したそうです。

病院には、球技場で開催される試合が医療に影響の無いよう工夫が施されているようです。

 

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