ポイント😶
- ぐるりと全周覆う屋根
- 外界から隔絶
- 2駅利用可能
設計者のセンスが光る、完成度の高いスタジアム
東北地方最大の都市である仙台は、伊達政宗の手によって生まれたといっても過言でありません。
東北最強の戦国大名として名を轟かせた伊達政宗が、仙台城を築城したのは1600年の関ヶ原の戦いの直後のこと。
「青葉城」とお洒落な別称で呼ばれることの多いこの城は、今では仙台の絶対外せない観光スポットとなっています。
さて、時を経て政宗の目論見通り発展した仙台の地に、国内屈指の球技専用スタジアムが誕生したのは1997年。仙台城築城からおよそ400年後のことです。
誕生から25年以上が経過した今でも、ベガルタサポーターのみならず、全国のサッカーファンから非常に評価の高いスタジアムです。
屋根の効果は絶大
スタンド全体を覆う屋根は、ユアテックスタジアム仙台の自慢のひとつ。
夏の日差しや雨から守ってくれる強い味方です。
さらに、屋根は雰囲気づくりにも一役買っています。屋根に反響した両サポーターの応援がぶつかり合い、スタジアム全体を密度の濃い空間にします。
この雰囲気に魅了され、何度も足を運ぶ人も多いでしょう。
非日常を楽しむ
途切れることなくピッチを取り囲む観客席が、外界と隔離された非日常感を演出してくれます。
全席背もたれ付きで高さも傾斜も十分。
最前列も少し高い位置にあるため、前列からでもしっかりと試合の流れを追いかけることができます。
サッカー観戦には申し分ない環境が整っている、かなり満足度の高いスタジアムです。
ゴール裏のスペース
一つ残念な点をあげるとすれば、ゴール裏のスペースが広すぎること。
アメリカンフットボールやラグビーのためと言われていますが、果たして本当にここまで広いスペースが必要なのでしょうか?
ゴール裏席で観戦すると、やはり気になります。
2駅利用可能
多くの人が市営地下鉄南北線の終点「泉中央」駅を利用しますが、実はその一つ手前の「八乙女」駅からも徒歩圏内。
アウェイ側で観戦するのであれば、むしろ八乙女駅の方が便利かもしれません。