ポイント😄
- 東京のど真ん中
- 非対称なスタンド
- 座席選びは慎重に
埼玉ではありません、都心の専用スタジアム
東京のど真ん中にあるにもかかわらず、近隣の国立競技場や神宮球場と比べると影の薄さは否めません。
埼玉県の山奥にあると勘違いされることもしばしばですが、「秩父宮」は地名ではなく、ラグビーの発展に貢献した皇族由来の名です。
老朽化が進み、屋根付きの全天候型スタジアムへの建て替えが計画されていますが、隣接する伊藤忠商事のビルも巻き込んだ大規模な再開発計画は、東京オリンピックをめぐる混乱もあり大幅に遅れることとなりました。
一番見やすい
高さと傾斜があり、一番見やすいメインスタンド。大きな通りに面しているため、混雑していても比較的楽に入退場ができます。
スタンド中央には屋根がありますが、恩恵を受けられる席はあまり多くはなさそうです。「無いよりはマシ」といったところでしょうか。
傾斜は緩いが日当たりは良い
最前列がピッチレベルから始まるバックスタンド。
ラグビーの基本は陣取り合戦であることを考えると、少し高い位置から観戦したほうが良さそうな気がしますが、前方の席を好む人が多いようです。
メインスタンドと比較すると傾斜は緩めですが、冬の試合が多いラグビー観戦で日当たりの良さは魅力的です。
ただし、油断していると南側から徐々にビル影が迫ってきます。
唯一の立見席
北側のスタンドは唯一の立見席。
正面からの観戦となるため、選手が自分に向かって迫ってきます。横から見る世界とは全く違う、スタジアム観戦ならではの楽しさを味わえます。
しかしこの席、大型ビジョンが見づらいのが玉に瑕。首の可動域がものをいう席です。
奥に見えるのは神宮球場と国立競技場です。
死角が多いうえに寒い
屋根と座席が用意された南側のスタンドですが、柱の多さが気になります。
また、当たり前ですが冬の日影は寒いです。
当然、柱の後ろの席は視界が塞がれます。
着席してみると、手すりに視界を阻まれる席が案外多いことに気づきます。
柱と手すりの両方に視界を遮られると、もう何を見に来ているんだか…
さらに付け加えると、最前列の通路はかなり広く、人の往来が気になります。
この日は、試合が始まって10分以上が経過しても、まだこれだけの人が歩いていました…
上手に席を選べば視界を遮るものを気にせず観戦できますが、初心者が座席図だけでこのあたりの席を購入するのは危険かもしれません。
FC東京
2019シーズン、FC東京がルヴァンカップのグループステージで使用。見慣れないスタジアムにワクワクしながら観戦したサポーターも大勢いたことでしょう。