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その67 LA・PITA東員スタジアム

 

ポイント🏞

本気のヴィアティン三重

 

三重県員弁郡東員町(いなべぐんとういんちょう)は、三重県北部に位置する人口およそ25,000人の小さな町です。

名古屋市から車で30分ほどのこの町は「都会の便利さを享受しつつ田舎暮らしを楽しむことができる」近年人気のエリアだそうです。

2013年にはイオンモール東員がオープン。また、2016年にはイオンの近くに、東海環状自動車道・東員ICも完成。利便性が向上しました。

 

現在JFLに所属するヴィアティン三重は、J3まであと一歩。

このクラブの素敵な点は、自分たちで費用を捻出しスタジアムを改修したところ。

2020年4月よりスタジアムの指定管理者となったクラブは、J3仕様に改修するだけではなく、なんとヴィアティンカラーの装飾まで施したのです。

この積極的な姿勢、なかなか好感が持てます。


ヴィアティンカラーのカッコ良さ

改修前のスタジアムは、味も素っ気もない面白みに欠けた陸上競技場でした。

 

改修によりJ3を開催するための設備を追加。さらに、ヴィアティンカラーにデコレーション。

黒とオレンジがスタイリッシュでいい感じです。

 

パッとしない外装も、もちろんリニューアル。

 

クラブエンブレムと東員町の町章が控えめに並ぶ姿は、かなりカッコいいです。

写真で見るより、実物の方がさらにカッコいいということも付け加えておかなければなりません。

 

黒を基調とした装飾に、控えめなオレンジが良いアクセント。繰り返しますが、かなりカッコいいです。

 

ネーミングライツ

2020年4月よりネーミングライツを導入。四日市市に本社を置くLPガス販売会社「朝日ガスエナジー」によるネーミングライツがスタートしました。

そして2023年2月より新たなネーミングライツがスタート。防災グッズの製造・販売を手掛ける「LA・PITA(ラピタ)」に決まりました。

LA・PITAは2012年に設立された比較的若い企業のようです。

 

バックスタンドは芝生席です。豊富な広告スペースはクラブの伸びしろ。

2023年には照明設備も配置されました。次なる目標は、もちろんJ3昇格です。

 

超ローカル線

最寄り駅は三岐鉄道北勢線「東員」駅。

駅前には辺り一面緑のピッチが…

いや、田んぼが広がります。

 

駅からスタジアムは、20分も歩けば着くでしょう。首都圏の感覚なら十分徒歩圏内ですが、ここではそうはいきません。田舎の人は20分も歩くのを嫌います。

そもそも超ローカル路線、北勢線を利用する人がどれだけいるのか。

日中の本数が1時間に2本の電車を、待ち時間なく乗りこなすのは至難の業。

ただでさえ田舎の三重県の、さらに田舎へと突き進むのですから、公共交通機関に期待をしてはいけません。

 

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