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その49 どらドラパーク米子陸上競技場

 

ポイント🥙

どらやき推し

 

「どらやきドラマチックパーク米子(略してどらドラパーク米子)」。

初めて見た人には何のことだかよく分かりませんが、実はこれ、丸京製菓がネーミングライツを取得した鳥取県米子市にある公園の愛称です。

地元の製菓メーカー、丸京製菓がネーミングライツを取得した東山公園は、通常であれば「丸京製菓 東山公園」といった感じになりそうですが、選択したのは企業名ではなくどら焼きでした。

なかなか粋な選択をしたものです。

もちろん、陸上競技場にも「どらドラパーク米子陸上競技場」とかわいい愛称が付いています。

丸京製菓は、世界一のどら焼き生産量を誇る企業だそうです。


駅近スタジアム

最寄り駅は、JR山陰本線「東山公園」駅。市の中心駅である米子駅から一駅ですが、運行本数が極端に少ないのが泣き所です。

行きの時間はもちろん、帰りの時間も事前に調べておいた方が無難でしょう。

待ち時間が30分以上あるようなら、米子駅まで歩いたほうが早いです。

 

駅直結の公園なので、電車の時間さえうまくハマればとても利便性は高いのですが、ここは日本一人口の少ない鳥取県。公共交通機関に過度な期待は禁物です。

 

メインスタンドに腰をおろすと、向かって右側に駅の跨線橋が見えます。

 

普通

座席はメインスタンドのみの典型的な陸上競技場です。

向かって左側は後から拡張したのでしょうか。屋根は右に寄っています。

 

スタンドからの見え方は普通。可もなく不可もなくといったところです。

 

改修の要望には応えられず

今でこそ、鳥取市を主戦場とするガイナーレ鳥取ですが、もともとは米子市を拠点に活動していました。しかし、米子市にはJリーグの定める基準を満たしたスタジアムがありませんでした。

この陸上競技場の改修を希望するサポーターの声も多かったようですが、米子市には10億円以上といわれる費用を捻出する財政的な余裕がなく、改修は不可能でした。

そのため練習は米子、試合は鳥取と、2つの拠点を行ったり来たりする日々を送っています。

 

ところで、このスタジアムの裏側は川と線路です。

 

バックスタンド越しに通過する車両を見ると、線路との距離が近いことがよく分かります。

たとえ資金があっったとしても、Jリーグの求める基準を満たしたスタジアムに改修することは難しかったかもしれません。

 

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