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その31 IAIスタジアム日本平

日本平スタジアム 清水エスパルス ベガルタ仙台 ゴール裏 観戦記 サポーター

 

ポイント🗻

ゴール裏席からの眺望は最高

 

サッカー王国・静岡。その中でも最もサッカーが盛んな清水は、日本のサッカーをリードしてきた自負や伝統があります。

「日本のブラジル」なんて言葉があるぐらい、清水といえばサッカーです。

そしてこのIAIスタジアム日本平は、日本のブラジルの名に恥じない素敵なスタジアム。何度も何度も訪れたくなる、クセになるスタジアムです。

ちなみに「日本平」の地名は「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」に由来。神話の時代まで遡る由緒正しい地名です。

 

清水駅付近の石油関連施設跡地への新スタジアム建設構想が話題となっていますが、どうなるでしょうか。

もしこの構想が実現したら、公共交通機関を使ったアクセスは劇的に改善されることになります。


なで肩のメインスタンド

テレビ中継で見慣れた日本平スタジアムは、それぞれが独立したスタンドの四角いスタジアム。

ところが、テレビにあまり映らないメインスタンドは、他のスタンドとは少し趣の異なる、なで肩のスタンドです。

実はこのスタジアム、1991年にできた当初は、まともなスタンドはこのメインスタンドだけでした。

Jリーグ開幕後、エスパルスの人気にあわせスタジアムも拡張。バックスタンドとサイドスタンドが増設され、現在の姿となりました。

形の違いは造られたタイミングの違いということです。

 

メインスタンドからの眺めは、距離も傾斜も文句なし。

 

残念ながら、メインスタンドから大型ビジョンを見ることはできません。スタジアム唯一の大型ビジョンはメインスタンド後方にあるからです。

バックスタンドやアウェイゴール裏は敷地に余裕が無く、ここしか設置場所が無かったのでしょう。

 

メインより立派なバックスタンド

あとから増設されたバックスタンドは、メインスタンドより風格があります。たまにメインスタンドと間違えられるほどです。

屋根もこちらのほうが大きいのですが、敷地に余裕が無いためアウェイ寄りには架かっていません。

 

VIPな方々が陣取るのもバックスタンドなようです。

 

ピッチレベルから始まるスタンドは臨場感抜群。駆け引きの妙を間近で堪能できます。

 

応援は2階席で

最大の特徴は2階席に陣取るサポーター。大迫力の応援が選手の頭上から降りそそぎます。

 

素敵な応援環境です。あまりの眺めの良さに興奮して、転落しないように気をつけましょう。

 

清水エスパルスの試合では、見やすい2階席より見づらい1階席の方が高額な価格設定になっています。

高さも傾斜も無い1階席は、逆サイドの様子がよく分かりません。

 

1階席のメリットは、頭上にある2階席が屋根の役割を果たしてくれる点でしょうか。ただし、冬は日が当たらないため、凍える寒さを覚悟しなければなりません。

 

アウェイ側1階席には、ファミリーシートが用意されています。

 

断崖絶壁

山の中腹にある日本平スタジアムは、敷地に全く余裕がありません。アウェイゴール裏の裏は見事な崖っぷち。

 

敷地に余裕が無いため、全体的に通路は狭く、試合前後とハーフタイムはカオス。売店に並ぶ人、トイレに並ぶ人、席に戻りたい人、通り抜けたい人…

とにかく人でごった返します。

 

狭い通路にイライラした時は、富士山を眺めて心を落ち着かせましょう。遮るものが何もなく、美しい姿を拝むことができます。

このどこにも負けない見晴らしの良さが、実はこのスタジアムの最大の魅力かもしれません。

山の中腹に位置するため、アクセスの悪さは致し方なし。シャトルバスや近隣駐車場を上手に活用しましょう。

 

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