ポイント😟
- オリンピック招致に失敗
- 変な向きの座席
- パーソナルスペースが広めな方におすすめ
見づらい、この一言に尽きる
「糞スタ」と聞いて思い浮かべるスタジアムは人によって違うかもしれませんが、サッカーファンなら多くの人が思い浮かべるであろうスタジアムがこのスタジアム。
ちょっと不気味な威圧感を感じるほど巨大。それでいて、何の面白みもない様は糞スタそのもの。
この糞スタの歴史を紐解いてみると、1990年に国体用のスタジアムを鶴見川遊水地に建設することを決定。
1993年に2002FIFAワールドカップ国内開催候補地に決定。さらに1996年には、2008年夏季オリンピックに立候補。
国体用のスタジアムならこの程度でよかった。
ワールドカップ開催を狙うとしてもこれぐらいで十分。
しかしオリンピック開催を目指してしまったがゆえに、ここまで巨大化してしまいました。
こんなスタジアムで2002年FIFAワールドカップ決勝戦を開催しました。
こんなスタジアムで2019年ラグビーワールドカップ決勝戦を開催しました。
しかし、肝心のオリンピックは国内選考で大阪に敗れ落選しました。
メインスタンド・バックスタンド2階
このスタジアムでサッカー観戦をすること自体おすすめできませんが、仕方なく観戦する場合は、迷わず2階席を購入しましょう。
1階席より大分マシです。
程よく傾斜があるので、空虚な空間さえ気にしなければ何とかなります。視力に不安のある方は眼鏡を忘れずに。
メインスタンド・バックスタンド1階
低い位置から始まるにもかかわらず、傾斜の緩い1階席。
トラックがあり、トラックの外側のスペースがあり、そのうえ最前列の前には意味不明な溝まであります。
これに前席の人の後頭部が加わったら本当に悲惨。
とにかく見づらい。というか見えない。
ゴール裏2階
1階よりはマシと言った程度です。動く豆。
ちなみにこれは日本平スタジアムの2階席。差は一目瞭然です。
ゴール裏1階
逆サイドはもちろん、手前側でさえ見づらいのですからお金を払う価値はありません。もはや見切り席といってもいいでしょう。
この席での観戦は、時間と金をドブに捨てる行為です。
座席の向きがおかしい
スタンドがトラックに沿ってカーブしていないため、コーナー部分に座ると悲惨な体験をすることになります。
空いているときは体を傾けることもできますが、混雑しているときはかなりツラい。
設計者は曲線を知らないのでしょうか?この席で一体何を見ろと?こんな席でサッカー観戦に没頭するのは不可能です。
世界のスタジアムを見渡してみると、1990年代中頃にも良いスタジアムはたくさんありました。
いわゆる成功事例が溢れていたにもかかわらず、なぜこのような設計をしてしまったのでしょう。
座席は観戦者のためのもの。そんな当たり前のことを、忘れてしまっていたのかもしれません。
沈みません
遊水地に建設されたスタジアムですが、隣の補助競技場とは違い、無数の柱に支えられいてます。
そのため、大雨でこの糞スタが水没することはありません。