ポイント🏞
- 佐倉市郊外
- 偉人の名
- 隣人は長嶋茂雄
陸上競技場に名を遺す
千葉県佐倉市郊外の運動公園内にある陸上競技場です。この辺りは駅から15分ほど歩いただけで緑豊かな景色に出会うことのできる、利便性と自然環境のバランスがとても良い地域です。
江戸時代に城下町として発展した佐倉市は、門前町の成田と並ぶ地域を代表する都市です。佐倉城址公園に隣接する国立歴史民俗博物館は、歴史好きでなくとも一度は訪れる価値があります。
2020年、名称変更
「小出義雄」って誰?と思う人もいるかもしれませんが、2019年に80歳で亡くなられた小出氏は、陸上長距離・マラソンの指導者として何人もの有名な選手を輩出。とくにシドニーオリンピックで金メダルを獲得した「Qちゃん」こと高橋尚子さんとの師弟関係は、当時広く世間に知られていました。
このように日本の女子マラソン界に輝かしい歴史を残したことはことは言うまでもありませんが、今もなお根性論が蔓延る日本のスポーツ界において「褒めて育てる」を実践し結果を残したことは本当に素晴らしいことです。
そんな小出氏の業績や出身地である佐倉市への貢献を後世に伝えるため、2020年2月「岩名陸上競技場」から「小出義雄記念陸上競技場」に名称変更されました。
1,022人
メインスタンドの収容人数は1,022人。注目度の高い試合は早めに行った方が良いかもしれません。
メインスタンド以外は芝生席が広がります。
陸上競技場のそばでブリオベッカ浦安のポスターを見つけました。地元にJFLの試合を開催できるスタジアムの無いブリオベッカは、千葉県内を転々としています。
長嶋茂雄
メインスタンドの奥に見える照明塔は野球場のものです。
野球場に名を冠しているのは、有名な元プロ野球選手の長嶋茂雄氏。
ところで、陸上競技場は「岩名」の文字を排除したのですが、野球場には含まれているのが不思議です。何が違うのでしょうか。
球技場は人工芝
2014年にオープンした球技場は、高台の上にある陸上競技場や野球場とは対照的に少し低い位置にあります。
こちらはまだ誰の名前も付けられていません。
冒頭の水田の写真と同じ高さにある球技場。そこから坂道を上がっていくと陸上競技場や野球場にたどり着きます。
スタンド裏は、まるで崖のような急斜面です。
ところでこの球技場、日差しを遮るものが全く無いことが気になります。とくに夏は日差しから身を守る準備を忘れずに。
ピッチは人工芝です。
ラインは11人制サッカー、8人制サッカー、ラグビーの3種類が用意されています。