ポイント🏞
- 鳴門といえば渦潮
- 企業城下町
- 空港から徒歩で1時間半
充実のバックスタンド
徳島県鳴門市といえば、誰もが思い浮かべるであろう鳴門の渦潮。VORTIS(ヴォルティス)の由来は、イタリア語で渦潮を意味するVORTICE(ヴォルティーチェ)だそうです。
日本一の流れの速さを誇る鳴門海峡の潮流は、狭い鳴門海峡から広大な太平洋へ水が一気に流れ込み、急な流れと緩やかな流れがぶつかり合うことで渦潮を発生させます。
その渦潮の大きさは、なんと世界一!
ダイナミックな渦潮を最も堪能できるのは船ですが、そこまで時間に余裕が無くても、ぜひ訪れてほしいのが大鳴門橋。鳴門の渦潮は橋の上から見下ろしても大迫力です。
迷ったらバックスタンド
スタジアム最大の特徴は、隅から隅まで屋根の架かったバックスタンド。
もともと芝生席だったものをJリーグの基準を満たすために改修したため、メインスタンドやサイドスタンドより築年数が浅く、綺麗なうえに設備も充実しています。
メインスタンドと比較すると、屋根の面積は一目瞭然。
さらにメインスタンドが一部しか個席化されていないのに対して、バックスタンドは全て個別席が用意されています。
少し後ろから
陸上トラックがピッチを取り囲んでいるため、臨場感は全くありません。
空いてることが多いこのスタジアムで、あえて前方の席を選択するメリットは感じられません。
比較的高さがあるため、少し後ろからピッチ全体を見渡すイメージで席を選んだ方がこのスタジアムの良さを活かせそうです。
見づらいゴール裏席も、後ろに下がれば何とかなりそうです。
企業城下町
鳴門を牛耳る大塚製薬。大塚製薬の歴史は1921年、鳴門市から始まりました。街を歩いているとあちこちに大塚製薬の関連会社や看板に出くわします。
そんな大塚製薬は、地域に雇用を生み出すだけでなく、徳島ヴォルティスの親会社を務めるなど、この地域に多大な貢献をしています。
公園まるごとネーミングライツを取得するだなんて太っ腹です。
スタジアム周辺にも関連会社が建ち並びます。
城下町といえば、スタジアムから見える撫養(むや)城が気になります。
小鳴門海峡を見下ろす、見晴らしの良い山の上に城が建っていますが、実はこれ模擬天守。実際には撫養城には天守は無かったようです。
頼れるのは己の足のみ
鳴門市は四国の玄関口としての顔も持ちあわせています。関西地方と高速道路で結ばれているため、淡路島経由で自家用車や高速バスで訪れるのが便利です。
悩ましいのは関東からのアクセス。一旦、関西に降り立ち高速バスに乗り換えるか、徳島空港を利用するか…
JAL、ANA両社の便が羽田と徳島を結んでいるため、飛行機の利用が便利が、空港からスタジアムへのアクセスは不便を感じます。
特に帰りの飛行機の時間が迫っているときの無駄な待ち時間は、精神衛生上よくないですよね。
クラブは鳴門駅に向けたシャトルバスを用意してくれていますが、徳島空港は鉄道の乗り入れがありません。そこから徳島駅へ移動して空港行きのバスに乗るか、鳴門駅で空港行きのバスを待つか…
いずれにしても公共交通機関が頼りにならないこの地域では、待ち時間だけで相当な時間を費やす覚悟が必要です。
ならば空港まで歩いてしまうのはどうでしょう。
農道を突き抜け、旧吉野川沿いを1時間半ほど歩けば空港に到着です。