ポイント🙂
- プチ遭難
- 標高600m
- 勾配がキツイ
生い茂る緑に囲まれて
「瑞穂」の文字を目にすると、多くのサッカーファンは名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムやパロマ瑞穂ラグビー場を連想すると思いますが、ここは群馬県渋川市。
渋川市と言われてもピンとこない人は、伊香保温泉のある地域だと言われた方がイメージが湧きやすいかもしれません。
1976年に建設された陸上競技場は、観客席はコンクリートが打ちっぱなし、トラックは土のトラックが6レーンと、山奥にある低スペックな競技場という感じが拭いきれませんでした。
しかし、老朽化が進んだことにより大規模な改修を実施し、2018年にリニューアルオープン。コンクリートが打ち直されたスタンドにベンチが設置され、トラックも8レーンの全天候型へ改良されました。
改修前とは全く印象が異なる、さわやかな競技場へ生まれ変わりました。
高級時計一つ分
生まれ変わったスタジアムは、2021年よりネーミングライツを導入。
ネーミングライツパートナーは、公園の脇に本社を置く超地元企業「瑞穂建設」に決定しました。ネーミングライツ料は年額50万円。高級腕時計一つ分ぐらいです。
鬱蒼と生い茂る緑
緑豊かな公園内は右を向いても左を向いても緑、緑、緑…
自分が一体どこにいるのかわからなくなります。整備された公園内ですら方向感覚が無くなるのですから、森の中で迷子になるということは本当に怖いことだと改めて感じます。
心はもう遭難状態、泣きそうになりながら歩いてようやくスタジアムを見つけました。
生い茂る緑の隙間から突然現れたスタジアムは、とても眩しかったです。
勾配がキツイ
山の中腹に整備された公園は標高600m。市街地から向かうと延々と登り坂が続きます。
徒歩や自転車で訪れるのは、体力と根性に自信のある人だけにしてください。
もちろん公園内も勾配は続きます。
メインスタンド側は周囲から見下ろす形になりますが、バックスタンド側はスタジアムの方が遥かに上。
バックスタンド側のフェンスをボールが飛び越えてしまうと、どこまでも転がり落ちてしまいそうで、拾いに行くのに相当苦労しそうです。
メインスタンドの後ろに聳える山は、榛名山でしょうか。雲に隠れて頂上が見えません。
あの山から続く斜面に整備されたのですから、そりゃあ勾配がキツイわけです。