ポイント😅
- 使用されないトラック
- 味も素っ気もないスタンド
- ラグビーにも負けるヴェルディ
ほとんど陸上競技場として機能していません
AGFフィールドを配下に置く約50,000人収容の巨大な陸上競技場。その名も「味の素スタジアム」。
2003年3月より味の素によるネーミングライツを開始、日本におけるネーミングライツの先駆けです。
FC東京、東京ヴェルディの試合はもちろん、日本代表戦やラグビー、コンサートなどの大規模イベントでも大活躍。新宿から電車で一本のアクセスの良さもあり、イベントには事欠きません。
もっとも、このスタジアムの本職は陸上競技場。
ところが、毎週のようにサッカーやラグビーに明け暮れてばかりで、陸上の大会を開催する気配がありません。
そもそもトラックができたのは、スタジアム完成後10年以上も経ってからというのも驚きです。
2013年、国体開催にあわせてようやくトラックを設置したものの、国体が終了してからは全く使用されず…
一体このスタジアムで何がしたいのでしょうか?なんとも馬鹿げた話です。
使わないトラック
スタンド全周が屋根に覆われており、清潔感もあるので快適な観戦が可能です。それだけに、使用しないトラックの存在が残念でなりません。
無味乾燥
ぐるりと人工芝に覆われた陸上トラックと、それを囲むグレーのスタンド。あまりにも味気ない、殺風景なスタジアムです。
もう少し何とかならないものでしょうか。
暖色系カラーのサポーターが、より美しく目立って見えるスタンドです。
寒色系カラーのホームゴール裏席は、見映えがイマイチ。
おすすめは2階席
スタジアム観戦ならではの一体感が楽しめる1階席も良いですが、落ち着いて俯瞰的に見たい人には、高さのある2階席がおすすめです。
とはいっても所詮は陸上競技場。ゴール裏席からは距離を感じます。
最上段後方はガラスになっているので、雨が吹き込んでくる心配はありません。
FC東京の足元にも及ばない
Jリーグ創設期の栄光はどこへやら。巨大なスタジアムを持て余し気味な東京ヴェルディ。
川崎から東京への移転は「クラブの悲願」だったらしいのですが、スタジアムは常に閑古鳥が鳴いています。
FC東京との格差は広がるばかりです。
最寄り駅として多くの人に利用されている飛田給駅の構内や周辺は、ほぼFC東京一色。ヴェルディのホーム感はありません。
ヴェルディの平均入場者数は、コロナの影響があったシーズンを除き、10年以上5,500人前後の横ばい状態が続いています。
コロナ前の2019シーズンのFC東京の平均入場者数は31,000人以上と、もはや比較するのもおこがましいほど差が開いてしまいました。