ポイント🌞
- 大きな屋根
- 真っ赤なメインスタンド
- アクセスに難あり
豪華な陸上競技場
九州の中心に位置することから、大昔は九州一の都市だったようです。ところが現在では、今もなお発展し続ける福岡と大きな差がついてしまいました。
1999年に開催された国体のために建設されたこのスタジアムは、日本代表の試合を開催した実績もある立派な陸上競技場。外観も重厚な雰囲気です。
また、2019年に開催されたラグビーワールドカップでも使用されました。
それにしても、日本の隅々までこのような立派な陸上競技場があることに驚かされます。
このスタジアムは「KKウィング」と呼ばれいていたかと思えば、ネーミングライツの導入により「うまかな・よかなスタジアム」に変更。
さらにそのネーミングライツも変更となり、2017年からは「えがお健康スタジアム」となりました。
契約により、愛称がコロコロ変わることがあるのがネーミングライツの難点。
企業の力を借り、施設の維持改修費用に充てるのは良いのですが、地名を削られてしまうと、何県何市の施設か分かりづらくなってしまいます。
大きな屋根
最大の特徴は、メインスタンドとバックスタンドに架かる巨大な屋根。かなり気合を入れて設計したことがうかがえます。
ロアッソ熊本程度の観客数であれば、全員が屋根の下に収まることもできそうです。
残念ながら両ゴール裏席には屋根がありません。
真っ赤なメインスタンド
ラグビーワールドカップ前に改修されたメインスタンドの座席は、真っ赤なロアッソカラー。
これは素直にかっこいいです。
ピッチが遠い
トラック越しの観戦となるため、臨場感はありません。高さと傾斜があるため、俯瞰して見る分には悪くないのですが、やはりトラックの存在が残念です。
また、通路が狭く出入口が多めな点は国立競技場にそっくり。
アクセスに難あり
中心市街地から離れているため、アクセスの悪さが難点です。
陸上競技場は敷地面積だけでも大規模で、サブトラックなど付帯施設を含めると広大な敷地を必要とします。このため大半の競技場、それも第1種のように補助競技場を必要とする場合はアクセスの悪い僻地に建設されるケースが多くなります。
多くのアウェイサポーターが利用するであろう熊本空からのアクセスは最悪。空港から肥後大津駅までバスで移動し、肥後大津駅から光の森駅は電車移動、そしてさらに光の森駅からバスに乗りスタジアムへ…
乗換えが多いうえに、それぞれに待ち時間が生じるのですからたまりません。下手すれば、空港から1時間45分ほど歩いたほうが早いなんてこともありえます。
最も現実的なのは、空港からタクシーに乗ること。20分ほどの乗車で料金は2,500円ほどです。