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その127 国立競技場

国立競技場 3階席 3層目 見え方 屋根 座席 富士フィルムスーパーカップ 観戦記

 

ポイント😟

一流の建築家がデザインした巨大な便器

 

当初は流線型を多用したダイナミックなデザインになるはずでしたが、すったもんだのあげくようやく完成したのは、まるで巨大な便器。

一流の建築家がデザインしたようですが、ダサいものはダサい。規模は違いますが、同じような時期に完成したカンセキスタジアムの方がデザインも機能も優れているように感じます。






同じだけど大違い

国立競技場の1階席の最後部は24列。これは日立台のバックスタンドと同じです。

 

しかし、同じ24列目でも見え方は大違い。専用スタジアムと陸上競技場は全く別物です。

 

人工芝にはごまかされません。

 

比べてみると…

1階席の見え方はこんな感じです。とにかく混雑が嫌、スムーズに帰りたいって人は、入退場口が近い1階を選ぶと良いでしょう。

 

2階席の方が断然見やすく感じます。

特に逆サイドの視認性が格段に向上します。

 

さすがに3階まで登るとピッチは遠くなりますが、俯瞰して見ることができるので、1階よりはマシでしょう。

やはり陸上競技場でしっくりくる席を探すのは大変です。

 

分断されたゴール裏

気になるのはアウェイ側ゴール裏席を分断するように設置されたマラソンゲート。「GATE3」は、どうしてもこの位置でないとダメだったのでしょうか。

結局、オリンピックのマラソンは、暑さを回避するために札幌で開催しました。笑いも出ないほど呆れてしまいます。

どうするんですかね、このマラソンゲート…

 

まだらな影

気になるのが、時間帯によってピッチ上に生じるまだらな影。ボールを見失いませんか?

 

このような影であれば全然気にならないのですが。

 

窮屈

座席の前後幅はかなり窮屈です。物を落としてしまうと拾うのに苦労します。

 

さらに通常であれば通路になってる出入口付近にも座席があります。この場所って立ち止まる人が多いですよね。

特に3階は横移動用の通路が無いため、入る場所を間違えるともう一度コンコースに戻らなければならない、初見殺しの設計。

廊下の無い家みたいなものでしょうか。ちょっと違いますかね。

 

通路の狭さも気になります。

混雑が苦手な人は、3階席は避けた方が良さそうです。

 

立地は最高

国立競技場の最も優れた点は、その立地。新宿駅から徒歩圏内なのですから、人を集めるには最高の立地です。

最高の立地に最高のスタジアムがあれば理想的だったのですが…

残念ながら、今後数十年はこのスタジアムと付き合っていかなければなりません。

 

開閉式屋根も球技場化も諦めた国立競技場は、単なるデカい陸上競技場です。ありがたがるのは嵐のファンぐらいでしょうか。

レガシーと言いながらオリンピック後の使途も計画できていないバカさ加減。

長期的な視点に欠け、それぞれの組織の利益や面子に重きを置いた場当たり的なドタバタ劇は、これ以上見たくありません。

 

ホームタウン制はやめたの?

いつだって巨大な陸上競技場の尻ぬぐいをするのはサッカーです。Jリーグの掲げた地域に深く根ざすホームタウン制の理念はどこへやら。

名古屋グランパスさん、鹿島アントラーズさん、湘南ベルマーレさん、ヴィッセル神戸さん、清水エスパルスさん、町田ゼルビアさん、あなたのおうちはどこですか?

 

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