ポイント⛰
- 合戦場
- 簡素な設備
- CITY FOOTBALL STATIONへ
栃木シティFCはCITY FOOTBALL STATIONへ
県名と同じ市名であるにもかかわらず、県庁所在地ではない栃木市。これは全国的にも珍しいパターンです。
県庁所在地の宇都宮市は、県の中央に位置し陸上交通の要衝として発展。人口50万人を超える北関東最大の都市です。
一方、県の南部にある栃木市は都市化の波から免れ、白壁の街並みが残る「小江戸」として知られています。
この陸上競技場は、東武日光線「合戦場(かっせんば)」駅、もしくは「新栃木駅」から歩いて30分ほど。どちらの駅も決して近くはなく、鉄道を使ったアクセスはあまり良くありません。
ところで、合戦場駅はインパクトの大きな駅名ですが、駅名だけではなく周囲の地名も合戦場。そうすると、小学校は「栃木市立合戦場小学校」、セブンイレブンは「セブンイレブン都賀合戦場店」となるわけです。かっこよすぎます。
この地名の由来は、1523年に宇都宮氏と皆川氏が戦ったこと。500年近く経った現在でも地名として残っているぐらいですから、よほどすごい争いだったのでしょう。
「歴史上さして重要ではない地方豪族の争い」なんて言葉で片づけてはいけません。当人同士にとっては生きるか死ぬかの争い、命がけの争いだったのです。
座席はメインスタンドのみ。屋根の恩恵を受けることができるのは数十人程度です。
メインスタンド以外は芝生席です。バックスタンド中央に簡易的なスコアボードがあります。
長くこのスタジアムを主戦場としてきた栃木シティFCは、2021年よりCITY FOOTBALL STATIONへ戦いの場を移しました。