ポイント🙂
- 敷地に余裕がない
- 屋根に覆われたスタンド
- 駅から6㎞
スタジアム界の名脇役
群馬県伊勢崎市は、ペヤングソース焼きそばを製造・販売している、まるか食品の本社が置かれています。
攻めすぎなとんでもない商品が目をひくペヤングですが、実は東日本を中心に販売しているため、西日本で見かける機会は少ないそうです。意外な事実です。
このことと、広島県尾道市に同じ社名の「まるか食品」が存在していることは何か関係があるのでしょうか。
それはさておき、あずまサッカースタジアムは、2005年1月に伊勢崎市と合併した旧東村(あずまむら)エリアの長閑な田園地帯にあります。
スタンドに腰をおろすと、右側に広がる青々とした田んぼが目に入ります。ボールがネットを飛び越えてしまうと、大変なことになりそうですね。
最大の特徴は、スタンドとピッチの近さ。ここまで近いと手前のタッチラインが全然わかりません。
四方を道路に囲まれたスタジアムは、敷地に全く余裕がありません。ゴールを設置するだけで精一杯です。
スタンド裏も、すぐ道路です。
小さなスタンドですが、端から端まで屋根に覆われているのは嬉しいポイントです。
プレー技術が向上し、けがのリスクが軽減される人工芝ピッチは、天候に大きく左右されないためスケジュール面で大きな役割を担っています。
決して派手なスタジアムではありませんが、地域のサッカーを支える大事なスタジアムです。
まさにスタジアム界の名脇役といったところですが、課題は公共交通機関を使ったアクセスの悪さです。
東武鉄道とJR両毛線の2路線使える伊勢崎駅からスタジアムは、東へ約6㎞(徒歩約1時間半)も離れています。そのうえ路線バスが皆無なため、可能であれば車で訪れるのが無難でしょう。
ちなみに「あずまスタジアム」という名の施設がありますが、むこうは野球場。サッカースタジアムとは別物なので気をつけてください。